永田君の偽メール問題の収拾に失敗した民主党が9月の代表選挙を前倒しせざるを得なくなったと言うのが本筋だろう。
しかし、民主党の内部はもっともっとドロドロしている。
ある意味では一連の騒動は民主党の若手潰しであっただろうし、前原氏は前からも後ろからも玉が飛んできた訳だ!
前からの玉は自民党との攻防。偽メール自体も自民党からの罠という見方もある。
後ろからの玉は、これ幸いと民主党内部の前原下ろしグループ、つまり 安全保障・憲法改正問題で前原氏の仕切りに苦慮していた固まり、公務員削減で巻き返しを狙っていたグループ。小沢氏を民主党代表に何としてもしたいと考えていた固まりなどがあったとおもわれる。
結果は小沢氏119票 菅氏72票、予想どおりで誰も驚きはしない。
驚いたのは人事だ。
なんと、代表になった小沢氏は菅氏を代表代行に任命し、菅氏はそれを受けた。(後の人事は仙石氏の兼任をなくしたぐらいで再任を基本としてゴタゴタする状況を作らないようにしたのだろう)
しかし、代表代行とは次に代表を務めるにふさわしい人のことで、自分に何か起きたら実質代表として取りまとめていくひとのことだ。
今月行われる千葉7区の補欠選挙の結果はどうであっても、本来の代表選挙の9月にやってもやらなくても、小沢氏は来年の参議院選挙の結果が出るまでは変わることはないだろう。
だが、もし参院選挙の結果が民主党に厳しいもので代表問題になった場合、また菅氏で民主党が出直そうという事になるだろうか?
その時には、自民党の事情と民主党の事情のなかで大政翼賛会ともいえる大連立、さらには小選挙区制選挙の変更にすすんで行ってしまうのかもしれない。一方で、そんな事をしている間にも国・地方の財政はさらに膨らんだ借金で大変なことになってしまう。
菅代表代行人事に二大政党制が最後の正念場を迎えた事を感じずにはいられない。


